3月期決算の会社の場合、決算から3ヶ月以内に株主総会を開かなければならないと、法律に定められています。
そのため、6月後半に定時株主総会を開催する必要があり、いわゆる集中日と呼ばれる6月最終金曜日に多くの会社の定時株主総会が開催される傾向にあります。
これは総会を特定の日に集中させることで総会屋の出席を実質的に排除し総会を円滑に進める目的があったためとされていますが、最近は、集中日の開催が減ってきています。
90年代には、95%の会社が集中日に総会を行っていたようですが、東証の発表によると今年(2009年)は876社が集中日に総会を行うようです。
これは、東証に上場している企業の49%にあたりますが、ピーク時から比べると、半減しています。
総会屋の活動が弱まってきていることと、IRの観点から個人投資家が参加しやすいように分散して開催するよう企業の配慮がされてきています。
エイベックスやワタミHDのように、土曜日や日曜日に株主総会を開く会社も増加してきています。
集中日は会場の手配も困難になるでしょうから、これからも集中日開催の企業は減少していくでしょう。
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